ラタトゥイユは、わが家で何度も作ってきた大好きな料理。
温かいラタトゥイユも何度も試しましたが、作るたびに少しずつレシピを変えていくうちに、「これは冷たくして食べるのが一番おいしいかも」と、今の冷製ラタトゥイユに辿り着きました。
アンチョビを効かせた濃いめのトマトソースを作り、色とりどりの野菜は一種類ずつ丁寧にソテー。
少し手間はかかりますが、その分、野菜それぞれのおいしさをしっかり楽しめる一皿になります。
今では、お盆など家族が集まる日にも登場する、わが家の定番料理です♡

冷製ラタトゥイユをおいしく作る3つのポイント
このレシピで大切にしているのは、野菜をただトマトソースで煮込むのではなく、ひとつひとつの味をきちんと作ってから、最後に合わせること。
少しだけ手間をかけることが、おいしさにつながります。
1.トマトソースは、それだけでもおいしい濃いめの味に
トマトソースには、ベーコンだけでなくアンチョビを加えます。
アンチョビの塩気とうまみがトマトに溶け込み、野菜だけでは出しにくいコクのある味わいに。
野菜と合わせる前の段階で、「このまま食べてもおいしい」と思える、少し濃いめのトマトソースに仕上げておくのがポイントです。
2.野菜は一種類ずつソテーする
ここが少し大変なのですが(笑)、私が大切にしているところ。
なす、ズッキーニ、パプリカ、ピーマン、にんじんは、すべて一緒に炒めず、種類ごとにそれぞれソテーします。
火の入り方が違う野菜を別々に焼くことで、それぞれにちょうどよい焼き色をつけられ、野菜そのもののおいしさも残ります。

3.一晩冷蔵庫で寝かせる
出来上がったその日からもちろん食べられますが、私のお気に入りは一晩寝かせた翌日。
冷蔵庫でゆっくり冷やしている間に、トマトソースと野菜が馴染んで、味わいがよりまとまります。
何度も作るうちに、温かく食べるよりも、この冷たい状態のおいしさが好きになり、わが家では「冷製」が定番になりました。
材料
【作りやすい分量】
- パプリカ……2個(赤・黄など好みの色)
- ズッキーニ……2本
- なす……2本
- ピーマン……2個
- にんじん……1本
- エキストラヴァージンオリーブオイル……適量
- 塩……少々
- 黒こしょう……少々
【トマトソース】
- カットトマト……400g(1缶)
- ホールトマト……400g(1缶)
- トマトピューレ……200g
- ベーコン……70g
- アンチョビフィレ……25g(7〜8枚程度)
- にんにく……1片
- 白ワイン……100ml
- エキストラヴァージンオリーブオイル……大さじ3
- 塩……少々
※アンチョビの代わりに、粉末鶏がらスープの素 大さじ1でも代用できます。

冷製ラタトゥイユの作り方
1.トマトソースの香味ベースを作る
ベーコン、アンチョビ、にんにくをみじん切りにします。
鍋にエキストラヴァージンオリーブオイル大さじ3と、刻んだベーコン、アンチョビ、にんにくを入れて弱火にかけます。
にんにくを焦がさないように注意しながら、香りが立つまで7〜8分ほどじっくり炒めます。

2.白ワインを加える
白ワイン100mlを加え、中火で1分弱加熱して、軽くアルコール分を飛ばします。
3.トマトを加えてじっくり煮込む
カットトマト、ホールトマト、トマトピューレを加えます。
アンチョビの代わりに粉末鶏がらスープの素を使用する場合は、このタイミングで加えてください。
ホールトマトをヘラで潰しながら中火で加熱し、沸騰したら弱火に。
ときどき混ぜながら、30〜35分ほど煮込みます。
最後に味見をして、塩気が足りなければ塩少々で味を調えます。
ここで「少し味が濃いかな?」と思うくらいの、おいしいトマトソースに仕上げておくのがポイント。
あとからたっぷりの野菜と合わせることで、ちょうどよい味になります。

4.野菜を食べやすい大きさに切る
野菜は、それぞれ食べやすい大きさに切ります。
煮崩れさせず、野菜そのものの食感を楽しみたいので、少し大きめに切るのがおすすめです。
5.野菜を一種類ずつソテーする
フライパンにエキストラヴァージンオリーブオイル適量を熱し、切った野菜を種類ごとに分けてソテーします。
焼き色がつき、おいしく火が通ったら、それぞれ塩・黒こしょうで味を調えます。
少し手間のかかる工程ですが、全部の野菜を一度に炒めず、それぞれにちょうどよく火を入れるのが、このラタトゥイユのおいしさを作る大切なポイントです。


6.トマトソースと野菜を合わせる
ソテーしたすべての野菜を大きめの容器に入れ、出来上がったトマトソースを加えます。
野菜を潰さないように、全体をやさしく和えたら完成です。

7.冷蔵庫で冷やす
すぐに食べてもおいしいのですが、ぜひ一度、冷蔵庫でしっかり冷やしてみてください。
特におすすめなのは、一晩寝かせた翌日。
食べるときには、底のトマトソースと野菜を軽く混ぜて馴染ませてから器に盛り付けます。
作り置けば、食べ方はいろいろ
この冷製ラタトゥイユをよく作る理由のひとつが、とにかく使い道が多いこと。
そのまま一皿としていただくのはもちろん、サラダ感覚で添えたり、お肉やお魚料理の付け合わせにしたり。
トマトソースごとメイン料理に添えれば、ソースのようにも楽しめます。
パスタと和えて冷製パスタにしたり、パンを添えて軽い食事にしたり、ワインなどお酒のおつまみにするのもお気に入り♡
普段の食卓から、家族が集まる日、ちょっとしたパーティーやおもてなしまで。
冷蔵庫にこのラタトゥイユがあると、**「今日はどうやって食べようかな」**と考えるのも楽しみになります。
わが家では、少し手間をかけて作るラタトゥイユ
ラタトゥイユというと、冷蔵庫にある野菜をまとめて煮込む、気軽な家庭料理というイメージもあります。
もちろん、そんな作り方も素敵。
でも、わが家のラタトゥイユは少し違います。
濃いめのトマトソースをじっくり作って、野菜を一種類ずつ焼いて、それぞれがおいしくなったところで最後に合わせる。
だから私にとってラタトゥイユは、残り野菜を使うための料理というより、
「とびきり贅沢な、野菜のトマト煮込み」
なのです(笑)。
少し手間はかかるけれど、だからこそ家族が集まる日にも作りたくなる。
そんな、ずっと大切にしたいわが家の定番料理です♡

保存について
冷製でいただく料理なので、出来上がったラタトゥイユは清潔な保存容器に移し、必ず冷蔵庫で保存してください。
3〜4日を目安に食べ切るようにしましょう。
取り分ける際も、清潔な箸やスプーンを使ってください。
英語版はこちらからご覧いただけます♡